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-メディア業界に入ったきっかけは? 在学中からメディアの仕事をしたいとは思っていたのですが、大学4年になっても就活をしていませんでした。 -大学生時代に編集のアルバイトはしていましたか? 全くやっていませんでした。 でも本が好きで、村上龍の小説で『愛と幻想のファシズム』という小説があって。その中でメディアを使っていろいろなプロジェクトをやっていくゼロという登場人物が出てきて、それに憧れて僕もメディアを使う職業につきたいとぼんやり思っていました。 -アシスタントはどのような仕事をするんですか? 雑用がほとんどですね。唯一読者ページだけは任せてもらえたんです。
1年くらいです。頑張って会社に貢献していたつもりだったので、 当時アシスタントは2人いて、僕と、あとのもう1人は現在フリーのライターとして活躍しています。同期と呼べるのはその人くらいなので、困ったときや進路に迷ったときはよく相談しあったりしています。 -アシスタント時代の具体的なお仕事はどのようなものでしたか? スナップ、ヘアスタイル企画、インタビューもの、などですね。3か月くらいたった頃には、アシスタントというよりは編集者として働いていました。最初は自給850円で! しかも徹夜もあって、残業代もでませんでしたね。 正社員になっても給料的には………(笑)。 -取材のおもしろエピソードを教えてください。 芸人さんに初体験のときのエピソードを聞く連載をやっていたのですが、 -読モマガジンを始めるときは、どのように読者モデルさんを決めたんですか? 今年の3月くらいに、もともと仲の良かった人気読者モデルの -なぜ、モバイルコンテンツをはじめようと思ったのですか? これから編集を始める人はみんな同じような壁にぶち当たると思うのですが、 B-st.やBiDaNが休刊になって、人ごとではなくなってきたなと思って。それで、ブログを初めとしたSNSが盛り上がってきてたので、無料で見れるケータイコンテンツビジネスをやろうってことになったんです。それにウェブコンテンツは雑誌と比べて、予算がかかならくてもつくれますし。 ちなみに、読モマガジンは普通のビジネスじゃ考えられないくらいの予算で立ち上げました。 -読モマガジンのWEBの運営は誰がしてるのですか? 誰でも構築できる簡単なソフトがあって、僕1人で運営してます。 -編集全体でやりがいはありますか? 最初の頃は面白い人たちと仕事ができることが、楽しかったですね。 僕は水嶋ヒロの連載を担当していたんですが、最初は全然有名でなかった彼が努力して挑戦していくことで、だんだん有名になっていくんです。一緒に歩いていても、明らかに周りの目が違ってきてるのが実感できました。そういう姿を見ていると、自分も頑張って編集者として上に昇っていかなければと思うようになりました。 そのように山本裕典、水嶋ヒロなどの有名人をはじめ、多くの読者モデルやタレント等、今をトキメク人たちと仕事ができます。 -つらいと思ったことはありますか? 雑誌の売れ行きが実際問題悪くなっていっているところ。これからさらに売れないかもしれません。 読モマガジンは広告でまかなっていますが、広告収入だけでは限界かなぁと思っていて。 -イベントは開催しないのですか? 僕が仲間とやっているRED CIRCLE WEB MAGAZINEは、THE RED CIRCLEっていうイベントから 好奇心が旺盛なこと、あとは人が好きなことですね。
あまり学校に行っていませんでしたね。1年の時10単位くらいしかとれなくて。 -学生時代やっておくべきことはありますか? 人との繋がりをつくっておいたほうがいいですね。 -雑誌を読んでいると同じような企画ばかりに感じることがあるのですがなぜなんでしょうか? 前提として、雑誌って印刷代だけでうん千万かかることが多いんです。だから出版社もなかなか冒険できなくなってきているかもしれないですね。 WEBにしても広告収入もどんどん下がってきているので、メディアを取り巻く新しいビジネスモデルが必要になってきていると思います。 -実際、出版業界の中で転職とかってできるのでしょうか? 実はそこがちょっと怖いとこなんですよね。 休刊になって、編集チームが解散になると、無職になる可能性もあります。 -丸本さんにとっての刺激とは何ですか? 今は自分がメディアになることですね。 |
![]() −プロフィール 丸本貴司(まるもと たかし) @takashimarumoto 編集アルバイトを経て、 「BiDaN」「B-st.」の編集者としてスタート。 「B-st.」休刊後、 「男のモテ髪カタログ」の編集長をつとめ、 ウェブマガジン「読モマガジン」を立ち上げる。 2011年11月から、WEGOで 新メディアの立ち上げを始める! ![]() ![]() ウェブサイト「モテ髪.com」 好評スタート中! ![]() 読モMAGAZINE(携帯用サイト) twitter:@dokumomag ![]() ![]() -編集者コメント 30歳に見えない若さをお持ちの丸本さん! 穏やかな印象で、私が抱いていたイメージ と違ったので驚きました! (もちろん良い意味で違いました!) とても気さくな方で出版関係の仕事 のこともたくさんお話していただきjagzziメンも よいお勉強になりました! 楽しい時間をありがとうございました。 ![]() 取材日 September 28, 2011 -記事制作 吉田千紘@cchippy -interviewer 齋藤萌 櫻庭雅人 吉田千紘 |