「カメラを始めたきっかけは?」
― もともとカメラは好きだったんです。だけど、なかなかきっかけがなくて。そしたら偶然にも家でフィルムの一眼レフカメラを見つけて、それがはじめのきっかけかな。けど使い方なんてわからないから大学2年生の時にお金貯めて自分でデジタルの一眼レフを買ったんです。そこから本格的に写真を撮り始めたかな。
「転機となった出来事は?」
― デジタル一眼レフを買ったあと京都と沖縄に1人旅に行ったんです。そこでいろんな人と交流できて、現地の知らないおばさんとかが話しかけてくれたり、写真をやってる現地の高校生に教えてもらったり、カメラを持って旅することでたくさんの繋がりを実感した。そしてその時に「カメラって人と繋がる道具なんだ」って思えました。そしたらその時撮った写真が日本写真家ユニオン JPU展 第3回公募展フレッシュ部門入選という賞をもらったんです。まだ、買って数週間しかたってない時に撮った写真だったから自分でも驚きました。でもこの時に写真を撮ることにやってきた時間は関係ないんだなって思えて、こういう風な出来事がきっかけで自然に写真を撮るようになりました。撮る過程では何かしらのコミュニケーションが生まれるし、見てもらえたりすることで人と繋がれる。だから、自分は写真を“表現”とういより、“コミュニケーションツール”として捉えるようになったんです。
今ではブログや自分のウェブサイトも作ったりしています。そうやって何か発信することで日常では出会うことのない人と会うこともできてるんですよ。
「どんな写真が好きですか?」
― その人のエモーショナルな瞬間が写ってる写真が好きかな。イベントの写真でも、綺麗な人たちがお酒持って「イエイ!」って感じよりも、全然きれいじゃなくても、中から何か出できそうなくらいの表情をしている写真が好き。だって、「イエイ!」っていう写真は誰でも撮れるでしょ?でも、感情が出ている写真ってなかなか撮れないなって思うんです。
人の素の部分が見える写真はそこから感じ取れるものが多いから、そういう人の感情や本質が見える写真が好きですね。
「写真を撮る上で気をつけていることは?」
― ん〜なんだろう。楽しそうな瞬間をきれいに撮りたい時は愛想よく、すごい笑顔でいることですかね。「撮っていーすか??」(キラキラ)みたいな。(笑)けど、相手の素の部分を撮りたいときは相手にカメラを意識させない工夫をすることかな。やっぱり相手がカメラを意識しちゃうとどうしても取繕っちゃうから、そういう時は相手にカメラを意識させないようにコンパクトデジカメを使います。ちっちゃいカメラだとあんまり意識しないから、手をのばして撮ったりします。特にイベントの時とかは自分なりの撮り方があって、最初は大きなカメラでDJの近くや前の方で撮るんです。そしたら、お客さんは「今日カメラマンがいて、カメラマンはあの人なんだ」って意識してくれる。その後にカメラをコンパクトデジカメに変えて中に入っても、自分がカメラマンだっていう認識をもたれているからカメラを向けても嫌がられないんです。だから、結構コンパクトデジカメの方で本気で撮ったりしますね。一眼は「自分はカメラマンなんだよ」って知らせるためのもので、コンパクトデジカメは勝負する写真が多いかもしれない。
あとは “自分にしか撮れない写真を撮ろう”って考えてます。それが今は、人のエモーショナルな瞬間を見ることができるクラブの写真なのかなって思ってるんです。
「これからの夢は?」
― 僕が最終的にやりたいのは“日本のブランディング”なんです。自分の国に対する“価値意識”を高めたいっていうのかな。僕は幼い頃にエジプト行ったり、ドイツにいたりしていたから、余計そういう風に思う気持ちが強くて。けど、海外に行きたいとかそういうのではなくて、自分はどちらかと言ったら国内でやっていきたい。海外の人って案外日本の良さを知っているんですよ。それよりも日本人が日本をもっと知ってほしい。まあ、自分も全て知っているかと言われたらそうじゃないから自分が言うのもおかしいんですけど、将来的にはみんなが日本を好きになればいいなって思ってます。
自分がそれに対してできることのツールとして、今はカメラが一番近いんじゃないかなって思っているんです。
「jagzzi読者にひとこと!」
― みんなで楽しい日本にしましょう!一緒に何かやりたい人、僕に連絡ください!